天然ボケ女のとんでもない伝説。
無数のとんでもない伝説を残している「天然ボケ女」たち。 そのとんでもない伝説は常識を遥かに上回る。 「デパートの入口を間違え、従業員でもないのに堂々と従業員口から入っていった、ものすごい天然ボケ女を見た。」 と語るのは、都内の広告代理店で働くシンタロウさん(31歳)。 「さらにすごいのは、警備員も他の従業員も誰も、 彼女を怪しいと疑わなかったことです。 彼女はごく当然のように従業員口からデパートに入り、 ショッピングを楽しんでいました。 天然ボケ女には人を一瞬にして魔法にかける力があるようです。」
また、天然ボケ女は単なる勘違いから、 とんでもない想像上のものを作り出すことがある。

滋賀県内の専門学校に通うマモル君は意気盛んに語る。 「うちのクラスのモモコは『富士山』のことを ずっと『富士さん』だと勘違いしていたんです。 誰もが知ってる、日本一の山、富士山ですよ。 今まで彼女の頭の中でどんな絵が浮かんでいたんでしょうね。 『富士さん』がどんな顔なのかちょっと気になります。」

天然ボケ女のとんでもない伝説。
天然ボケ女のとんでもない伝説。
天然ボケ女の多くは、いかにも自信なさ気なこもったような声を出す。 どちらかと言えば、滑舌の悪い声である。

そういった声の聞き取りにくさが、 周囲の人たちとのコミュニケーションの中で すれ違いや誤解を招き、 その結果、「あの子は天然ボケだ。」というレッテルを貼られてしまうことになるのではないだろうか。

天然ボケ女のとんでもない伝説。
また、天然ボケ女独特の、ふわふわとした、つかみどころのない雰囲気は 時に男たちの心を魅了してしまうことがある。 少し目を離すと壊れて消えてしまうんじゃないかという天然ボケ女の危うさが 「女を守りたい」タイプの男心をくすぐって離さないのである。 これは女が女を武器にする「色仕掛け」に匹敵する力を持っていると 一般的に言われている。 「色仕掛け」ならぬ「天然仕掛け」である。
1でも書いたように、天然ボケ女はいかにも自信なさ気なこもったような声を出す。 これは実際に天然ボケ女が自分自身に自信がないために起こる現象。 天然ボケ女は自分に自信がないのだ。 そのため多くの天然ボケ女は極度のあがり症だと言われている。 天然ボケ女たちの奇妙奇天烈な発言や行動の数々は 極度にあがってしまったために起こる一種のパニックなのかもしれない。
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