捏造じゃない、納豆ダイエット。
わたしたちは生きていくために仕事か勉強の どちらかをしなければならない。だから、わた したちは会社か学校に行く。会社や学校に行 くためには、多くの場合、「鉄道」を使わなけれ ばならない。「鉄道」を使わなければ会社や学 校に行くことができないし、家に帰ることもでき ない。だから、必然的にわたしたちは鉄道の 時刻表に合わせて、一日のスケジュールを決 めなければならない。鉄道の始発が走り出さ ないと一日が始まらないし、終電が終わってし まったら、同時に一日が終わってしまうのだ。

こういった「鉄道」依存の生活が様々な社会的 な問題を引き起こす。そのひとつが「行きずり」 である。

もはや説明するまでもないだろう。男と二人き りでお酒を飲んでいたときに、うっかり時間を 忘れて終電を逃してしまった女の子は必然的 に「これからどうするか。」の選択肢が非常に 狭まってしまう。「終電」が終わってしまったが 故に、少なくとも鉄道による移動ができなくな り、「徒歩圏内場所で鉄道の始発までの時間 を過ごす。」か「大金を払ってタクシーで帰宅 するか。」のどちらかを選択することを迫られ る。それは末恐ろしい強迫観念だ。 そして、機は熟したかのように男は悪魔のよう な言葉を囁く。
「ホテル、行こう。」
これが典型的な「行きずり」のパターンである。 こういった「行きずり」が女の子の心に深い傷 を負わせていく。
ここで、力を込めて言いたいのは、もし、この日本に 「終電」というものがなくて、24時間運転だったとした ら、少なくと上記のような「行きずり」の何%かを防 ぐことができたのではないか、ということだ。日本の 鉄道全線を完全24時間化することですべての「行き ずり」を防げるわけではないと思うが、可能性はゼ ロではない。
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