

PHSユーザーにとって、最もつらい言葉。
「え?まだピッチ(PHSの略語)なの?」
まるで、
PHSは携帯よりも遅れていて、
PHSユーザーは時代の波に乗り遅れた貧乏人であるかのような言い草。
しかし、「じゃぁ、PHSより携帯の方が優れている点を言ってみろよ。」と
追求すると、「か、会話が途切れにくいというか・・・」と
途端に言葉を濁す。
要するに、これは日本人独特の群集心理のひとつに過ぎないのだ。

映画の原作を読んだ人は非常に厄介。
やたら自分が映画の原作を読んだことをアピールしたがる。
その上、「映画より原作の方がおもしろい。」という意味のわからない
理屈で映画の否定にかかる。
いや、だから、映画には映画のおもしろさがあるし、
原作には原作のおもしろさがあるんだから。
それがわからないようじゃ、だめなんじゃないでしょうか。

蛍光ペンは非常に便利な道具で、
例えば受験勉強のときなどは
要点を蛍光ペンでマークするなどして暗記したり、いろいろな場面で重宝される。
そういう非常に便利な蛍光ペンだが、
一つだけ腑に落ちない点がある。
それは青の蛍光ペンが他の黄色や黄緑と比べて、
それほど蛍光になっていないという点である。
下手したら普通の青ペンと変わらない色だ。

会社でやたらと使われている「お疲れ様です。」という言葉。
「別に疲れてないよ。」と言いたいところだが、
どうやら、この言葉は「疲れている人」だけに使う言葉ではないようだ。
要するにこの言葉は、「自分はあなたが疲れているかどうかを気遣うことができる、仕事ができる人間だ。」という
ことを暗にアピールしている言葉なのだ。
「お疲れ様です。」と言っている自分に酔っているだけなのである。
ということで、お疲れ様でした。

近頃は男も美容室に行く時代になってきた。
その点に関しては何の異論もないのだが、
ひとつだけ腑に落ちない点がある。
それは、どうも世間的に「床屋より美容室の方が上」という
暗黙の認識がある、という点である。
まるで、美容室に行く人はオシャレで洗練された都会人で、
床屋に行く人は昔気質の時代に乗り遅れたダサいやつという
イメージが世の中に蔓延っている。
これもある種の日本人独特の群集心理以外の何物でもない。

結婚式にありがちな形式的な儀式。
例のあれである。新婦となった娘が実の父にあてた手紙を涙で読み上げるという儀式。
結婚式場勤務のAさんよると、
「あれは完全なやらせ。」だそうだ。
つい昨日まで「お父さん汚い」と思っていた娘が
急に感謝の気持ちを持つはずがない。