
人間とは、常に前へ進んでいく生き物だ。
この先、どんな未来が待っていようとも、
どんなに若かりし過去の記憶が
純真で、美しいもののように思えても、
過去よりも、これからやって来る未来の方が、
より素晴らしいものであるに決まっている。
この先、どんな未来が待っていようとも、
どんなに若かりし過去の記憶が
純真で、美しいもののように思えても、
過去よりも、これからやって来る未来の方が、
より素晴らしいものであるに決まっている。
その一方で、未来は過ぎ去ってしまえば、
皆過去になるという性質も持っている。
つまり、「過去」とは、膨大な量の「未来」が
収納された「未来のデータベース」なのだ。
そこで、今回はその過去という名の
「未来のデータベース」を紐解いてみることにする。
そこには過ぎ去ってしまった、過去の「未来」がある。

思い出したくもない、悪夢のような記憶です。
小学4年の頃でしょうか。
当時、わたしの通っていた小学校では、ミニ四駆が流行っていました。
それぞれが自慢のミニ四駆を地面に走らせていたわけです。
今思えば、ちゃんちゃらおかしい話ですが。
それはいいとして、あの日もいつも通り、
近所のショッピング・センターのスロープで、
ミニ四駆を走らせていたわけです。
総勢10人計11台のミニ四駆を縦横無尽に走らせていたわけですから、
もう、どこに何が走っているのか、わけがわからなくなって。
わたしは足元を誤り、
不覚にも松山君のファイヤードラゴンを踏んづけてしまったんです。
あの時の松山君のキレ方と言ったら…。
わたしは慌てて家に逃げ帰りました。
(29歳・ムラタ)
小学4年の頃でしょうか。
当時、わたしの通っていた小学校では、ミニ四駆が流行っていました。
それぞれが自慢のミニ四駆を地面に走らせていたわけです。
今思えば、ちゃんちゃらおかしい話ですが。
それはいいとして、あの日もいつも通り、
近所のショッピング・センターのスロープで、
ミニ四駆を走らせていたわけです。
総勢10人計11台のミニ四駆を縦横無尽に走らせていたわけですから、
もう、どこに何が走っているのか、わけがわからなくなって。
わたしは足元を誤り、
不覚にも松山君のファイヤードラゴンを踏んづけてしまったんです。
あの時の松山君のキレ方と言ったら…。
わたしは慌てて家に逃げ帰りました。
(29歳・ムラタ)

小学校の頃は当然のように、毎日、野球で遊んでいました。
で、ただ野球をやっているだけではつまらないので、
年間ホームラン数とか、打率とかを友達の間で競争するわけです。
その中でも、やっぱりホームラン王はかっこよくて。
子供心にホームラン王になりたいわけですよ。
でも、実際には僕はホームランを打てるタイプではなかったので、
そう簡単にホームランが打てない。
そこで、僕は自己申告のホームラン数を捏造することにしたんです。
本当は12本なのに55本って。
55本は王選手が作った年間ホームラン数の日本記録ですから憧れがあって。
どうしても、55本にしたかったんです。
結局、55本に捏造してもホームラン王にはなれなかったので、
捏造は友達にバレなかったのですが、
今では非常に申し訳なく思っています。
でも、絶対みんな、やってたって!
(32歳・ポン酢3兄弟)
で、ただ野球をやっているだけではつまらないので、
年間ホームラン数とか、打率とかを友達の間で競争するわけです。
その中でも、やっぱりホームラン王はかっこよくて。
子供心にホームラン王になりたいわけですよ。
でも、実際には僕はホームランを打てるタイプではなかったので、
そう簡単にホームランが打てない。
そこで、僕は自己申告のホームラン数を捏造することにしたんです。
本当は12本なのに55本って。
55本は王選手が作った年間ホームラン数の日本記録ですから憧れがあって。
どうしても、55本にしたかったんです。
結局、55本に捏造してもホームラン王にはなれなかったので、
捏造は友達にバレなかったのですが、
今では非常に申し訳なく思っています。
でも、絶対みんな、やってたって!
(32歳・ポン酢3兄弟)