うんち警察。
最近、公衆便所で急増しているのが、不覚にもコ ートの裾にうんちがついてしまうケース。通常、公 衆便所のドアにはモノを引っ掛けるためのフックが 設置されているが、多くの場合、ひとつしか付いて いないことが多い。ひとつしか付いていない場合、 一度にふたつのモノを引っ掛けることができないの で、冬の時はコートを引っ掛けるか、バッグを引っ 掛けるかのどちらかの選択を迫られる。 バッグを選択した場合、長いコートをたくし上げて、 うんちをしなければならないので、少し気を抜くと長 いコートの裾が便器に入ってしまって裾の先にうん ちが付いてしまうことが多々あるので、細心の注意 が必要。
もしかしたら、多くの人が的が外れてうんち塗れに なった和式便器を見て、 「なぜ的を外すのか意味がわからない。」 と首をかしげているかもしれない。しかし、実際に 和式便器を外した街の人の声を聞くと、現代社会に 潜む意外な実情が浮かび上がってくる。 数日前に実際に的を外したというAさん(26)は語る。
「高校時代から電車通学でした。当然のように毎日 のように満員電車。そのストレスで電車に乗るだけ で腹が痛くなるようになりました。あの日は間一髪 トイレに間に合いましたが、的を合わせている余裕 は、僕にはありませんでした。」
現代社会とストレス。的が外れた和式便所には 現代社会に生きる我々の光と闇が垣間見える。
うんち警察。
的を外れた和式便所に入るハメになって、文字通 り「うん」悪く他人のうんちを踏んづけるという大失 態を演じたBさん(39)は憤りを隠せない。
「一刻を争う事態であったことは理解できます。で も、みんなが使う公衆便所でうんちを撒き散らすの は断じて許せません。わたしも当時は一刻を争って いましたから、他人のうんちを踏んづけてしまったこ とに気づかず、そのまま会社に行ってしまいました。 部長に『臭い』と指摘され、会社のみんなのいい笑い 者でした。」
そんなBさんは他人のうんちを踏んづけたことが原 因で、現在3日間の自宅謹慎中だという。
うんちで人に害を与えるのは何も人間だけではな い。都市部で増加する一方の"平和の象徴"鳩の 糞害も深刻な事態になりつつある。

1万分の1の確率で鳩の糞が目に入って眼科に 通院したというCさん(52)は溜息まじりに語る。

「鳩の正確なコントロールには脱帽です。あのコント ロールならヤンキースのローテーションの一角も狙 えるんじゃないですかね。」
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