ハゲは得か、損か。
不幸にも若くして髪の毛を失ってしまった人の多くは 極度の人間不信に陥ると言われている。 なぜなら、周囲の人間が「あいつ、ハゲてる。」と陰口を叩くからだ。 俗に言う「若ハゲ」はまだ、わが国日本では完全に市民権を得ているとは言えないのが現状だ。 したがって周囲の人間も「突っ込んでいいのか、悪いのか。」判断しかねている状況だ。 「若ハゲ」本人は、突っ込まれたがっていても、 周囲の人間にまだ突っ込む勇気が備わっていないのだ。 その「若ハゲ」と「周囲の人」のコミュニケーション不足は 今後、大きな社会不安を引き起こす危険性を孕んでいる。
中には周りの人たちからずっと「おまえハゲそうだな。」と根拠のない疑いをかけられ続ける人たちがいる。 結局、最後までハゲることがなかったとしても、 「何となくハゲそう。」という理由だけで、 本物の「ハゲ」に近い扱いを周囲から受けるのだ。

そんな彼らが受ける精神的苦痛は計り知れない。 例え「俺は絶対にハゲない。」という確信があったとしても、 年月を重ねること以外に、それを証明する手段がないのだ。

ハゲは得か、損か。
別にハゲではないのに、 髪型が坊主と言うだけで「ハゲ」呼ばわりされる人たち。 その被害者は特に小学生に多いと言われている。 そんな彼らの精神的苦痛も計り知れないものがある。 実際は坊主にしていたほうが「ハゲ」になる確立は低く、 そういう意味では最も「ハゲ」から程遠い位置にいるのだが、 周囲の人たちはそんなことは棚に上げて、 ひたすら「ハゲ、ハゲ」とまくしたてる。
そんな彼らにもひとつだけ得をすることがある。 それは女の子たちが「髪の毛触らして。」と やたら近寄って来るという点である。
周囲から「おまえハゲそうだな。」と言われ続けた末に、 実際にハゲてしまった人の精神的なショックも忍びないものがある。

いくら周囲から「おまえはいつかハゲる。」と言われても、 心のどこかで「今に見てろよ。俺は絶対にハゲない。」という 反骨精神があったに違いないし、 そのための努力も重ねてきたに違いない。 その血の滲むような努力の甲斐なく不幸にもハゲてしまった人の 人生の敗北感ときたら、それは常人には決して理解でないような感情だろう。

ハゲと非ハゲが共存できる社会をみんなで作ろう!
ハゲと非ハゲが共存できる社会をみんなで作ろう!
非ハゲがハゲを慰めるときにありがちなセリフ。 「ハゲでもいいじゃん。ハゲでも君は君だよ。」
そんな非ハゲの何気ない一言が余計にハゲの心を傷つける。 なぜなら、その言葉の裏には「本当はハゲじゃない方がいいけど。」という 裏の意味が隠されているからだ。
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